数学でみた生命と進化
進化論は確率で解く問題である。
利己的遺伝子という考え方がある。遺伝子は、あたかも「意思」があるかのごとく、自らの生き残りのみを考えて「戦略」的に動くというのだ。しかし、遺伝子の意思・戦略と言われているものは、単に確率と偶然で語られるべきではないのだろうか。新しい種が誕生する確率、生き残る確率、反映する確率は、数学的思考法(それもごく簡単なもの)で見事に答えを導きだすことができる。では、進化におけるそれぞれの問題は、どのような数学的思考法で解決できるだろうか。
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