カオスで挑む金融市場

著:倉都 康行
定価:968円(本体880円)

不規則で手強い金融市場……だが、カオス理論がある。
金融市場と聞いて多くの人がイメージすることは、「偶然」に左右され、しかも不規則に動く予測困難なものであるということ。だから、経済評論家など市場のプロという人たち達の予測が外れがちなことも当然だと思っている。また、大手銀行が金融市場で大損害を蒙っても、額の大きさに驚くことさえあれ、損をしたこと自体には驚かないことが普通である。では、本当に金融市場は「偶然」で動くのだろうか。金融市場の動きをよく見ると、必ずしも不規則とは言えないことがわかる。「偶然」ではないが、「必然」ともいえない動きを示すのだ。そこで、登場するのがカオス理論。これは、金融市場をカオスという視点で見ると、どうなるかという本である。

カオスで挑む金融市場

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