比較で読み解く 中国人とインド人

著:富坂 聰 著:中島 岳志
定価:1,430円(本体1,300円)

今世紀に入って、急激に経済成長している中国とインド。“アジアの世紀”を牽引する両国の人口をあわせると、じつに約30億人という巨大市場が浮かび上がる。世界が虎視眈々とこの市場を狙うなか、日本はどういった態度でこのアジアの大国と対峙するべきなのか。中国とインドを専門とする2人のジャーナリストが領土問題から、新興宗教、核戦略、若者の日常にいたるまで多様なトピックについて解説し、二大国の実像に迫る!


目次
第1章
【ライバル意識】 嫌いというより無関心!? インドへの複雑な思い/チベット、国境、核…揺れる二大国関係のいま
【若者の日常】 経済発展の恩恵を受けられない若者たち/恋愛小説から読み解くインドの常識の変化
【住宅事情】 膨張する不動産バブルが若い世代の夢を打ち砕く/郊外型の居住区建設が高齢者コミュニティを育む?
【動物と社会】 富裕層が愛する“野味”で希少動物が消えていく/時として政治すら左右する牝牛信仰とは
【教育の現場】 『論語』の理想はどこへ…受験を蝕む格差と不正/英語偏重に疑問の声「私たちの言語で教育を!」
第2章
【対日感情】 豊かになった中国で生まれた日本をスルーする余裕/低下する日本のプレゼンス、頼みの綱はアニメだけ?
【対日投資】 不安が誤解を呼ぶチャイナ・マネー脅威論/EPA合意で影響を受ける意外な業界とは
第3章 対談
第4章
【領土問題】 日中両国が心しておくべき、大衆迎合外交の危険性/南シナ海の領海問題にインドが参戦する理由は?
【核戦略】 核廃絶の流れに逆行する「二弾一星」の軍事政策/核保有容認と技術支援を引き出した巧みな外交戦術
【対ASEAN】 したたかな駆け引きが続く軍冷経熱な関係/中国の脅威を利用する多元的なインド外交
【アフリカ進出】 革命で中国が直面した途上国投資のリスク/それでもアフリカを目指すインド政府の思惑とは
【チベット問題】 巨額投資による懐柔政策がチベットに効かない理由/亡命政権樹立から半世紀 高まる「反チベット」の声
第5章
【新興宗教】 政府がひそかに怖れるオカルト的な民間信仰/ニューエイジ・グルがエリート層を引きつける
【人口問題】 経済に暗い影を落とす人口ボーナスの終わり/高額な持参金の慣習が男女不均衡を加速させる
【鉄道事故】 世界を驚愕させた隠蔽はなぜ起こったのか/中国の脱線事故は決して対岸の火事ではない
【原子力発電】 原子炉の隣に高級ホテル!? こんなに怖い中国の原発建設/発電量を100倍に増やせ! 世界が狙う巨大原発市場
【自然災害】 この10年で気候が激変…中国を襲う災害は人災か/デリーの7割が消滅する!? インドに眠る時限爆弾
終章 対談

比較で読み解く 中国人とインド人

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