命をかけて守るべきものがある――。 内田康夫が全身全霊をかけて書き上げた感動長編! 昭和20年5月26日。戦局が悪化するなか、武者滋は死を覚悟して夜間戦闘機「月光」に乗り込んだ。激しい空中戦を、負傷しながらも何とか乗り切ったその矢先。視界が開け、見たこともない風景が目の前に広がった。途端、記憶は途切れる――そして目が覚めたとき、そこは、なんと平成19年6月の厚木基地だった。62年の時を越えてしまった武者を待ち受けるものは?
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