市民の科学

講談社学術文庫
シミンノカガク
  • 電子あり
市民の科学
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内容紹介

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目次

  • ■第一部 市民の科学
  •  第1章 市民と科学――序にかえて
  •  第2章 専門的批判の組織化について
  •    はじめに
  •    1 独立な批判とその組織化
  •    2 西ドイツにおける独立研究機関
  •    3 日本の状況と課題
  •  第3章 原子力資料情報室
  •    1 オルターナティブとしての市民の科学
  •    2 原子力資料情報室
  •    3 市民の目からの評価
  •  第4章 プルトニウムと市民のはざまで
  • ■第二部 市民にとってのプルトニウム政策
  •  第1章 プルトニウム利用政策を問い直す
  •  第2章 プルトニウム軽水炉利用の中止を提言する
  •       ――プルサーマルに関する評価報告
  •  第3章 解体核兵器からのプルトニウムをどう処分するか?
  •    1 次の世代と結ぶ
  •    2 オルターナティブ・ノーベル・プライズ
  •    3 若い人たちは「理工」離れか
  •    4 学校が始まった
  •    5 突然の暗雲をバネにして
  •    6 学校のこれから
  • ■おわりに 「市民の科学」のこれから――高木学校によせて
  •  
  • あとがき
  • 解 説(金森 修)

製品情報

製品名 市民の科学
著者名 著:高木 仁三郎
発売日 2014年03月11日
価格 定価:990円(本体900円)
ISBN 978-4-06-292228-9
通巻番号 2228
判型 A6
ページ数 264ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 原本は、1999年に朝日新聞社より「市民の科学をめざして」(朝日選書)として刊行された。文庫化にあたっては朝日選書版を底本として、2004年に同書を収録して七つ森書館より刊行された「高木仁三郎著作集」第9巻を参照した。

著者紹介

著:高木 仁三郎(タカギ ジンザブロウ)

1938年、群馬県生まれ。東京大学理学部卒業。日本原子力事業株式会社核化学研究室勤務、東京大学原子核研究所助手を経て、1969年から東京都立大学助教授。1970年、科学同人誌『ぷろじぇ』に参加。1972~73年、マックス・プランク核物理研究所客員研究員。1973年、東京都立大学を退職。1975年に独立系研究所として原子力資料情報室の設立に参加し、1986~98年に代表を務めた。1997年、ライト・ライブリフット賞を受賞。2000年10月、癌のため死去。専門は核化学。理学博士(東京大学)。
○主な著書:
『現代の博物誌 プルートーンの火』社会思想社、1976年。
『危機の科学』朝日選書、1981年。
『元素の小辞典』岩波ジュニア新書、1982年。
『核時代を生きる』講談社現代新書、1983年。
『巨大事故の時代』弘文堂、1989年。
『原子力神話からの解放』光文社、2000年(講談社+α文庫、2011年)。
『原発事故はなぜくりかえすのか』岩波新書、2000年。
『高木仁三郎著作集』全12巻、七つ森書館、2001年‐2004年。

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