女の子を殺さないために 解読「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」
内容紹介
目次
- 第一章 村上春樹
- ●男の子はつらいよ
- ●「ゲーム」で「人工的」でいまいましい小説とはどういうものか?
- ●そしてハートフィールドの謎解き
- 第二章 古井由吉
- ●なにはなくとも幼なじみ
- ●女の子が前を歩いて男の子が導かれること
- 第三章 川端康成
- ●「キャラクター」として可愛がられる「薫くん」
- ●『赤頭巾ちゃん』と『ライ麦畑』
- ●カオルクン的気持よさの発見
- ●ラブコメと川端康成
- ●「薫」という名前のメッセージ
- ●文芸評論の自己愛
- 第四章 庄司薫
- ●女の子を必要としない物語ってなんですか?
- ●1969年の逃走論
- ●キャラメルママとエレクトロニック・マザー
- ●「ママ」を「ママ」らしくさせないために
- 第五章 坂口安吾
- ●女の子が死ぬのは、泣かせるため?
- ●女の子が歩くと落っこちること
- ●女の子は落ちることにより「ママ」から抜ける
- ●池の下の雲
- ●「由美ちゃん」の誕生
- ●物語論の底へ
- 第六章 柴田翔
- ●セックス=女の子が落ちること
- ●石原慎太郎によるセックスの二つの区別の発生
- ●崖の上の娼婦
- ●終わりに……嫌われるために
製品情報
製品名 | 女の子を殺さないために 解読「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」 |
---|---|
著者名 | 著:川田 宇一郎 |
発売日 | 2012年03月01日 |
価格 | 定価:2,090円(本体1,900円) |
ISBN | 978-4-06-217520-3 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 304ページ |
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