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老いるということ
講談社現代新書
オイルトイウコト
老いるということ
著者: 黒井千次

発行年月日:2006/11/20
サイズ:新書判
ページ数:232
シリーズ通巻番号:1865
ISBN:4-06-149865-7

定価:本体 720円(税別)

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内容紹介
老いとは生き続けること それは若い人の宿題でもある

これまでにない長い老後を生きる時代が到来した現代、人は老いとどのように向き合えばいいのか。さりげない表現の中に現代日本人の老いを描く幸田文。老いの悲惨な側面から目を逸らさず生きた耕治人。島崎藤村が綴る老後の豊富さと老いることの難しさ。伊藤整が光を当てた老いの欲望と快楽。伊藤信吉が記す90代の老年詩集……。文学作品・映画・演劇に描かれたさまざまな老いの形をとおして、現代に生きる者にとっての<老い>の意味と可能性を追究する。


目次
第1章 老いの長さ・老いる場所
第2章 古代ローマの老い
    ――キケロー『老年について』をめぐって
第3章 20世紀イギリスの老い
    ――E・M・フォースター「老年について」の発想
第4章 老いの伝承
    ――深沢七郎「楢山節考」の伝えるもの
第5章 老いと時間
    ――「ドライビング・ミス・デイジー」の場合
第6章 老いの年齢
    ――マルコム・カウリー『八十路から眺めれば』の示唆
第7章 老いの形
    ――幸田文の随筆から
第8章 老いの現在・老いの過去
    ――映画「八月の鯨」の表現するもの
第9章 老いと病
    ――耕治人の晩年の3作より
第10章 老いの完了形と老いの進行形
     ――芥川龍之介「老年」、太宰治『晩年』の視点
第11章 老いる意志
     ――島崎藤村の短文から
第12章 老いと性
     ――伊藤整『変容』の問題提起
第13章 老いの温もり
     ――萩原朔太郎のエッセイと伊藤信吉の老年詩集から
第14章 老いのまとめ